公認会計士高田直芳 会計物理学&会計雑学講座

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公認会計士高田直芳:企業に声あり 財務諸表をして語らしむ

企業に声あり 財務諸表をして語らしむ[決定版]新・ほんとうにわかる経営分析 補足説明 拙著『[決定版]新・ほんとうにわかる経営分析』の2ページ目に、人の噂をキッカケに、ある金融機関で取付騒動が起きたことを紹介しています。 この金融機関がどこな…

公認会計士高田直芳:アカウンティング・エンターテインメントの世界

アカウンティング・エンターテインメントの世界[決定版]新・ほんとうにわかる経営分析 補足説明 今月(2016年2月)に発売となった、『[決定版]新・ほんとうにわかる経営分析』。 拙著の副題として、以前から参考にしたいと考えていたのが、次の書籍…

公認会計士高田直芳:シャープ実質国有化とメガバンクの鼎の軽重

シャープ実質国有化と、メガバンクの鼎の軽重 2016年1月11日付の日本経済新聞1面記事を見て、「やはり、そこまできたか」という印象です。 シャープについては、本ブログでも再三、経営分析のノウハウをもって取り上げてきました。 ただし、注意して…

公認会計士高田直芳:限界費用がゼロの社会とは何か

限界費用がゼロの社会とは何か 2016年1月3日付の日本経済新聞に、興味をそそられる書評が掲載されていました。 限界費用ゼロ社会モノのインターネットと共有型経済の台頭NHK出版 ジェレミー・リフキンAmazonアソシエイト by 興味をそそられたのは「限…

公認会計士高田直芳:『仕事に効く教養としての「世界史」』出口治明

『仕事に効く教養としての「世界史」』出口治明 仕事に効く 教養としての「世界史」祥伝社 出口 治明 Amazonアソシエイト by 東北新幹線や東海道新幹線の車中で読んだ1冊。 読み終えるのに、1か月以上も要してしまいました。 それでも、途中で投げ出さなか…

公認会計士高田直芳:平成27年分の源泉徴収票を斜めから読む方法

平成27年分の源泉徴収票を斜めから読む方法 今年(2015年)もあと十日あまり。 次の受賞論文のおかげで、あっちからも、こっちからも仕事が舞い込んで、非常に忙しい日々を過ごしています。 【資料1】新日本法規財団 奨励賞 受賞論文『会計学と原価計…

公認会計士高田直芳:懐かしい響き品川通達

懐かしい響き「品川通達」 2015年12月5日付の日本経済新聞の記事『相続増税元年(4)高層マンション節税封じ(迫真)』に、「品川通達」という俗称を見かけました。 バブル期を駆け抜けた者にとっては、懐かしい響きです。 品川先生は、新日本法規財…

公認会計士高田直芳:日立製作所とパナソニックの理論株価

日立製作所とパナソニックの理論株価 本ブログではこのところ、理論株価の話を展開しています。 今回はその3回目『日立製作所とパナソニックの理論株価』です。 過去2回分を含めた、理論株価に関するブログは、次の【資料1】の通り。 【資料1】関連ブロ…

公認会計士高田直芳:日産自動車とトヨタ自動車の理論株価

日産自動車とトヨタ自動車の理論株価 前回のブログ『企業価値と理論株価の求めかた』では、オリジナルの企業価値方程式を用いて、理論株価の求めかたを紹介しました。 よくよく考えれば、身近な題材で、もっと簡単に、理論株価を求める方法がありました。 今…

公認会計士高田直芳:内部留保課税とは何か

内部留保課税とは何か 日本経済新聞(2015年11月22日付)で、企業の内部留保に課税しようという議論が、政府・与党内で行なわれていることが紹介されていました。 【資料1】Q 内部留保課税とは何か?A 企業は毎年の決算で最終利益から配当などに…

公認会計士高田直芳:企業価値と理論株価の求めかた

企業価値と理論株価の求めかた『高田直芳の実践会計講座「経営分析」入門』補足説明 今回は、関連ブログ『一般公式や実務解を示さずに「企業価値」を得意気に語る人々がいる』の応用編であり、上場企業の理論株価(理論上の株価)の求めかたの話です。 関連…

公認会計士高田直芳:『アリス殺し』小林 泰三  『涼宮ハルヒの消失』谷川流

『アリス殺し』小林泰三『涼宮ハルヒの消失』谷川流 アリス殺し (創元クライム・クラブ)東京創元社 小林 泰三 Amazonアソシエイト by 題名や表紙のイラストから察せられるように、不思議の国の少女・アリスが、連続凶悪殺人犯として追い詰められ、処刑される…

公認会計士高田直芳:『B型陳情団』奥田英朗

『B型陳情団』奥田英朗 B型陳情団講談社 奥田 英朗Amazonアソシエイト by 東京・神田の古本屋で見つけた1冊。 奥田英朗は、お気に入りの作家。 1990年発行だから、30歳をすぎた頃のエッセイ集。 毒舌というか、暴言の数々。 1980年代の女性アイ…

公認会計士高田直芳:『赤い指』東野圭吾

『赤い指』東野圭吾 赤い指 (講談社文庫)講談社 東野 圭吾 Amazonアソシエイト by 加賀恭一郎シリーズの練馬署編。 拙著『決定版 ほんとうにわかる経営分析』の全面改訂を進めているときの、骨休みとして読みました。 関連ブログで紹介した『麒麟の翼』を先…

公認会計士高田直芳:ブクログによる書籍管理

ブクログによる書籍管理 日本経済新聞で紹介されていた書籍がありました。 大メディアが紹介するのだから良書なのだろう、という先入観が働く。 購入すべきかどうか迷っているうちに、図書館に立ち寄ったら該当の書籍があったので、それを借りてきました。 …

公認会計士高田直芳:『ビブリア古書堂の事件手帖 6』三上延

『ビブリア古書堂の事件手帖 6』三上延 ビブリア古書堂の事件手帖 (6)栞子さんと巡るさだめメディアワークス文庫KADOKAWA/メディアワークス 2014-12-25 三上 延Amazonアソシエイト by ビブリア古書堂の事件手帖6栞子さんと巡るさだめ三上延楽天ブックス 三…

公認会計士高田直芳:三菱重工業の商船事業はなぜ失敗したのか

三菱重工業の商船事業は、なぜ失敗したのか『決定版ほんとうにわかる管理会計&戦略会計 第2版』補足説明 現代の管理会計や経営分析には「重大な瑕疵」があり、それに基づいて経営戦略を展開すると見事に失敗することを、拙著や本ブログで再三、警告してき…

公認会計士高田直芳:24歳の若武者プロゴルファー

24歳の若武者プロゴルファー 石川遼 2016年 カレンダー楽天ブックス 2016年カレンダー楽天市場 by 「ダイヤモンド カップ ゴルフ」の最終日(2015年9月27日)を観戦するために、茨城県のゴルフ場まで出かけました。 到着したのは午前8時前だと…

公認会計士高田直芳:『麒麟の翼』東野圭吾

『麒麟の翼』東野圭吾 麒麟の翼講談社 2014-02-14 東野 圭吾 Amazonアソシエイト by DVDの劇場版をレンタルしてきて視聴し、その後、原作を一気読み。 DVDを返却する前にもう一度、視聴し、日本橋の麒麟の像に「なるほどねぇ」と納得ずくの作品でした…

公認会計士高田直芳:『千年ジュリエット』初野晴

『千年ジュリエット』初野晴 千年ジュリエット角川書店2012-03-23 初野 晴 Amazonアソシエイト by ご存じの人はご存じの、「ハルチカシリーズ」第4弾。 第1弾「退出ゲーム」の展開に唖然として以来、初野作品はお気に入り。 『千年ジュリエット』というタ…

公認会計士高田直芳:東芝問題~彼らの動機はどこにあったのか~

東芝問題~彼らの動機はどこにあったのか~『高田直芳の実践会計講座「戦略会計」入門』補足説明 東芝問題については、2015年7月20日付で「第三者委員会調査報告書」が公表されたことにより、個人的には、すっかり興味をなくしてしまいました。 それ…

公認会計士高田直芳:国内総生産GDPが複利構造を持つことを理解できない人たちがいる

国内総生産GDPが複利構造を持つことを理解できない人たちがいる『高田直芳の実践会計講座「経営分析」入門』補足説明 管理会計や経営分析の世界で、絶対的通説として君臨するCVP分析(損益分岐点分析・限界利益分析・線形回帰分析)が、理論面でも実務面…

公認会計士高田直芳:『新参者』東野圭吾

『新参者』東野圭吾 新参者 (講談社文庫)講談社 2013-08-09 東野 圭吾 Amazonアソシエイト by 先月、『新参者』を担当したテレビ局のプロデューサーに会った影響もあるのでしょう。 図書館の本棚にあった『新参者』を、思わず借りてしまいました。 仙台まで…

公認会計士高田直芳:Google Calendar と Evernote

Google Calendar と Evernote スマートフォンを使うようになってから、システム手帳を使うことがなくなりました。 でも、ときどき不便を感じることがあって、現在はシステム手帳を復活させての二刀流です。 Google Calendar と Evernote は、使い勝手がとて…

公認会計士高田直芳:『伝える力』池上彰

『伝える力』池上彰 伝える力 (PHPビジネス新書)PHP研究所 池上 彰 Amazonアソシエイト by 小説は通常、1度、読んだら、本棚の肥やしになることが多い。 それに対して、ビジネス書は数年に1度、読み返すことがあります。 『伝える力』を読み返したのは、今…

公認会計士高田直芳:『ハゲタカ』真山仁

『ハゲタカ』真山仁 ハゲタカ (講談社文庫)講談社 2013-11-29 真山仁 Amazonアソシエイト by ベストセラーはすぐには読まない、という読書傾向があるため、いまになって、ようやく読み終えました。 上下2巻とも、読み応えがありました。 かつて、NHKで放…

公認会計士高田直芳:上場企業の株主総会はなぜ6月末に集中するのか

上場企業の株主総会は、なぜ、6月末に集中するのか 「喉元過ぎれば熱さを忘れる」で、2か月も経過した今頃になると、さすがに「上場企業の株主総会が集中する事態を改善せよ」という声を聞かなくなります。 逆に、毎年6月末になると、「上場企業の株主総…

公認会計士高田直芳:法定実効税率と法人実効税率の違い

法定実効税率と、法人実効税率の違い 2015年8月17日付の日本経済新聞の社説を読んでいて、「あれっ?」と首を傾げる表記がありました。 「法人実効税率」とある。 過去のスクラップ記事を読み返してみると、2015年8月7日付の『大機小機』や、2…

公認会計士高田直芳:経済産業省と中小企業庁の野望が見え隠れ

経済産業省と中小企業庁の野望が見え隠れ 中小企業庁のウェブサイト『5.4 直接原価方式による損益計算書の作成・計算手順』では、費用を固定費と変動費とに分解する例が示されています。 これを「勘定科目法による固変(こへん)分解」といいます。 この分…

公認会計士高田直芳:不適切会計と不正会計の狭間で、決算書が泣いている

不適切会計と不正会計の狭間で、決算書が泣いている 鬼の首を根こそぎ取らないと気がすまない一部のメディアはさておいて、東芝問題は一応の収束を見せました。 せっかくの機会ですから、東芝の調査報告書を利用して、「会計とは何か」を純粋に考えていくこ…

公認会計士高田直芳:東芝/第三者委員会調査報告書を読みました

東芝/第三者委員会調査報告書を読みました 先日、名古屋から大阪への出張の折、東芝が公表した報告書を、つらつらと読みました。 最終版は303頁もあり、とても通読する気にはなれません。 読んだのは、84ページの要約版のほう。 ツッコミどころ満載。 …

公認会計士高田直芳:社内公安って存在するのだろうか

「社内公安」って、存在するのだろうか 日本経済新聞で、次の記事が掲載されていました。 アステラス製薬や中外製薬、外食大手のロイヤルホールディングスは不正を摘発するノウハウを持つ「公認不正検査士」(CFE)という資格を持つ専門家を用いている。 …

公認会計士高田直芳:アクルーアルという指標が実務で役に立たない理由

「アクルーアル」という指標が実務で役に立たない理由 2015年7月23日付の日本経済新聞に、「アクルーアル accrual 」という指標が紹介されていました。 その記事のポイントを並べると、次の【資料1】の通り。 【資料1】日本経済新聞2015年7月…

公認会計士高田直芳:続・不正会計と粉飾決算の境目

続「不正会計」と「粉飾決算」の境目 前回のブログ記事『「不正会計」と「粉飾決算」の境目』では、日本経済新聞のいう「不正会計」と「粉飾決算」の定義に、首を傾げました。 とはいえ、大メディアが定義してしまうと、大多数の人たちは、それが真実だと受…

公認会計士高田直芳:不正会計と粉飾決算の境目

「不正会計」と「粉飾決算」の境目 2015年7月21日付の日本経済新聞「きょうのことば」で、面白い記事を見つけました。 損失隠しや利益の水増しが組織的に行われ悪質性が高くなると「不正会計」、刑事告発されて事件になれば「粉飾」と呼ぶのが一般的…

公認会計士高田直芳:『会社は毎日つぶれている』西村英俊

『会社は毎日つぶれている』西村英俊 会社は毎日つぶれている日本経済新聞出版社 西村 英俊 Amazonアソシエイト by 著者は、旧日商岩井の社長で、その後、ニチメンと経営統合した双日の元共同最高経営責任者(CEO)。本書の内容は、直接的には社長職にあ…

公認会計士高田直芳:会社法に翻弄される当期純利益と自己資本利益率ROE

会社法に翻弄される「当期純利益」と「自己資本利益率ROE」[決定版]新・ほんとうにわかる経営分析 補足説明 日本経済新聞で、2015年7月17日と18日の2回に分けて、「ほどける株式持ち合い」というタイトルの記事が掲載されていました。 話題の…

公認会計士高田直芳:D/Eレシオに一般的な目安はあるのか

D/Eレシオに「一般的な目安」はあるのか[決定版]新・ほんとうにわかる経営分析 補足説明 2015年7月4日付の日本経済新聞で、次の記事が掲載されていました。 ネットDEレシオは連結有利子負債から手元資金を引いた純有利子負債が自己資本の何倍あ…

公認会計士高田直芳:東芝不適切会計のキーワード(日本経済新聞から)

東芝不適切会計のキーワード(日本経済新聞から) 2015年7月3日付の日本経済新聞では、「部品の有償支給」と「在庫の評価減」という2つの問題点が指摘されていました。 本ブログでは、日本経済新聞の記事が公開される10日前(6月23日)に、「有…

公認会計士高田直芳:『クローバー・レイン ~シロツメクサの頃~』大崎梢

『クローバー・レイン ~シロツメクサの頃~』大崎梢 クローバー・レインポプラ社 大崎梢 Amazonアソシエイト by 前回のブログ記事「配達あかずきん ~成風堂書店事件メモ~」に続いての、大崎梢作品。 この作家は、長編よりも短編のほうが似合う、と思って…

公認会計士高田直芳:『配達あかずきん ~成風堂書店事件メモ~』大崎梢

『配達あかずきん ~成風堂書店事件メモ~』大崎梢 配達あかずきん成風堂書店事件メモ 東京創元社 大崎 梢 Amazonアソシエイト by 殺人事件の起きないミステリーとしては、第一級品。 5本の短編すべてに、ハズレがない。 特に印象に残ったのは、第2話「標…

公認会計士高田直芳:東芝で今度は利益の先食いと評価減の先送り

東芝で今度は「利益の先食い」と「評価減の先送り」『決定版ほんとうにわかる管理会計&戦略会計 第2版』補足説明 2015年6月23日付の日本経済新聞で、次の記事がありました。 パソコンでは、取引先に部品材料を売った際に会計上の一時的な利益が出た…

おわり名古屋で恥をかく

おわり名古屋で恥をかく 先週、東海道新幹線の名古屋駅で下車して、地下鉄東山線に乗り換えました。 改札を抜けて階段を降りる途中で、列車がホームに入線。 「ラッキー!」ということで、一番近くの車両に駆け込む。 発車と同時に、まわりの乗客から、異様…

公認会計士高田直芳:[決定版]ほんとうにわかる経営分析を全面改訂します

[決定版]ほんとうにわかる経営分析を全面改訂します 表題の書籍を出版したのが、2002年7月。 決定版 ほんとうにわかる経営分析高田 直芳 Amazonアソシエイト by 上掲の書籍については、自己啓発用になるかどうかはともかく、非常に数多くの読者の支持…

公認会計士高田直芳:ザ・ベストミステリーズ2012

ザ・ベストミステリーズ2012 ザ・ベストミステリーズ2012(推理小説年鑑)講談社 Amazonアソシエイト by 「ベスト」というタイトルに偽りなし(一部を除く)の短編集でした。 収録作品は、次の通り。 湊かなえ「望郷、海の星」 石持浅海「三階に止まる」 …

公認会計士高田直芳:損益分岐点比率で企業収益を論ずる愚かさ

損益分岐点比率で企業収益を論ずる愚かさ 2015年6月7日付の日本経済新聞で、次の記事が掲載されていました。 【資料1】日本経済新聞2015年6月7日付(下線部は筆者注)大和総研によると、利益を出すのに必要な売上高の水準を示す「損益分岐点比…

公認会計士高田直芳:自己資本利益率ROEのランキング

自己資本利益率ROEのランキング 2015年6月3日付の日本経済新聞「会社番付2015(6)」では、自己資本利益率ROEのランキング表が掲載されていました。 前日の「会社番付2015(5)」は、自己資本比率のランキング表でした。 この、自己資…

公認会計士高田直芳:自己資本比率ランキングの虚構

自己資本比率ランキングの虚構 2015年6月2日付の日本経済新聞「会社番付2015(5)」で、自己資本比率のランキング表が掲載されていました。 自己資本比率はその記事にもあるとおり、「財務の安定性」を示すものであり、これ自体は優れた経営指標…

公認会計士高田直芳:キャッシュフローの話【その4】最適キャッシュ残高とデフォルト残高

キャッシュフローの話【その4】最適キャッシュ残高とデフォルト残高『会計&ファイナンスのための数学入門』補足説明 以下は「キャッシュフローの話【その3】ランニング・ストック方程式」の続編です。 さて、企業に対する経営分析は、「収益性分析」と「…

公認会計士高田直芳:キャッシュフローの話【その3】ランニング・ストック方程式

キャッシュフローの話【その3】ランニング・ストック方程式『会計&ファイナンスのための数学入門』補足説明 以下は、「キャッシュフローの話【その2】回転期間分析」の続編です。 さて、消費増税後の現場は、過剰在庫で溢れかえったのでしょうか。 それを…