公認会計士高田直芳 会計物理学&会計雑学講座










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公認会計士高田直芳:逆接の「が」と順接の「が」


逆接の「が」と、順接の「が」

文章を書くときに気をつけたいのが、逆接の「が」と、順接の「が」の使い分け。 例えば、次の文章。
(1) 今日は駄目でしたが、明日は大丈夫でしょう。
上記(1)にある「が」は、逆接の「が」です。
上記(1)の文は、下記(2)のように、「しかし」や「ただし」に置き換えることができます。
(2) 今日は駄目でした。しかし、明日は大丈夫でしょう。
ところで、次の文。
(3) 今日は駄目でしたが、明日も駄目でしょう。
上記(3)にある「が」は、順接の「が」です。 「しかし」や「ただし」に置き換えるのは不自然です。
上記(3)の文は、「が」を使わなくとも、下記(4)の文でその意味が通じます。
(4)今日は駄目でした。明日も駄目でしょう。
順接の「が」を用いている文章は、読みづらいものがあります。 ところが、ブログやツイッターなどでは、順接の「が」が溢(あふ)れています。 「書きやすいから」という理由もありますし、「文章の書きかた」をきちんと学んでいないせいもあります。
日本経済新聞の記事では、順接の「が」を用いた記事を、ほとんど見かけません。 日経の記者は、文章の訓練を厳しく受けているからです。 私はいままでに、20冊近くの書籍を出版してきました。 1冊で640ページを超える大作が、3冊もあります。 これだけ膨大な文章を執筆してきて、順接の「が」を用いた文章は、ほとんどありません。 順接の「が」を、意識的に使わないようにしているからです。 ただし、ダイヤモンドオンラインで連載していたコラム『大不況に克つためのサバイバル経営戦略』では、10話のうち1回くらいの割合で、順接の「が」を用いました。 コラムの文体が「である調」であったため、順接の「が」を用いても、目立たなかったからです。 また、順接の「が」であっても、「私事で恐縮ですが」のような慣用句は、違和感がありません。 今後、他の書籍やブログを読みながら、順接の「が」が多用されていないかどうか、気をつけてみてください。 順接の「が」が気になりだすと、先を読むのがつらくなる、という副作用があるので、これも気をつけてください。
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