公認会計士高田直芳 会計物理学&会計雑学講座










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公認会計士高田直芳:予定原価計算や標準原価計算は、破綻するのか、しないのか

現在の管理会計論の基礎をなすCVP分析(損益分岐点分析&限界利益分析)が、理論面で見事に破綻していることについては、次の新日本法規財団 奨励賞 受賞論文で証明しました。
破綻する理由は、企業のコスト構造は複利計算構造を内蔵しているにもかかわらず、それを単利計算構造のCVP分析で解き明かそうとするからです。
理論面だけでなく、実務面でもCVP分析が破綻することは、上記受賞論文において、日産自動車とNTTの例で実証しました。
上記は「管理会計の世界」です。
では、「原価計算や原価管理の世界」は、どうなのか。 上場企業から中堅中小企業に至るまで、ほとんどの企業で採用されているのは、予定原価計算または標準原価計算です。 これらはコストを、1次関数で把握します。 1次関数というのは、単利計算構造のこと。
先ほど、「管理会計の世界」では、単利計算構造のCVP分析は、理論面でも実務面でも破綻している、と述べました。 ということは、当然のことながら、単利計算構造に基づく予定原価計算や標準原価計算も、理論面や実務面で破綻するのは明らかです。 直接原価計算・活動基準原価計算スループット会計も、同じ単利計算構造ですから、理論面や実務面で破綻するのは明らかです。 事前原価や原価企画も、所詮は単利計算構造ですから、これらも確実に破綻します。 システムに数百万円・数千万円ものカネを投じて、あなたがたは何をやっているんだか。 理論やシステムがどのように破綻するかは、関連ブログ『予定原価や標準原価に隠された「重大な瑕疵」に気づかぬ上場3千社』で詳述しました。
CVP分析や予定原価計算は絶対に正しいと信じている100万人を相手に、たった1人で立ち向かうには、上記受賞論文で展開しているように、指数関数や自然対数を微分したり積分したりする方法が、最強の武器になります。 次の書籍を韋編三絶すると、管理会計原価計算の景色が、少しは変わるかも。 いや、CVP分析や予定原価計算といった「単利思考」で凝り固まっている人たちに、「複利の世界」はわからないか。
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