公認会計士高田直芳 会計物理学&会計雑学講座

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公認会計士高田直芳:第1損益分岐点第2損益分岐点第3損益分岐点

タカダ式操業度分析vs.古典派会計学 すべてを表示 財務会計 管理会計 税制 法務
次の拙著は、2014年10月に全面改訂して、第2版としております。
決定版 ほんとうにわかる管理会計&戦略会計
高田 直芳 2014年10月 第2版
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上掲の拙著288ページから320ページまでに、次の【資料1】の指標概念が登場します。
【資料1】
上記【資料1】からもわかるとおり、初版(2004年7月)の時点ですでに、次の【資料2】の受賞論文で述べる「タカダ式操業度分析」の問題は認識していました。
【資料2】
2014年10月に出版した第2版では、その321ページで、「タカダ式操業度分析」にも言及しています。 次の【資料3】で引用するとおりです。(自分の書籍だから、引用とはいわないか)
【資料3】

いままで説明してきたように、総コスト線(短期費用曲線や長期費用曲線を含みます)について、CVP分析では1次関数、そして経済学では2次関数または3次関数を用います。

これらは会計学や経済学において絶対的通説として君臨する仕組みです。

そうした通説に対して、拙著『高田直芳の実践会計講座「経営分析」入門』『高田直芳の実践会計講座 原価計算』日本実業出版社)などでは、総コスト線を、複利曲線(正確には「自然対数の底e」を用いた指数曲線)で描くべきことを主張しています。

これは筆者の実務経験に基づきます。

企業活動をよくよく観察すると、昨日稼いだキャッシュは今日へ再投資(複利運用)され、今日稼いだキャッシュは明日へ再投資(複利運用)されていることがわかります。

すなわち、「企業活動は、日々複利の連鎖からなる計算構造を内蔵している」と捉えるべきなのです。

そうであるならば、企業のキャッシュフローやコスト構造は、1次関数・2次関数・3次関数のいずれでもなく、複利関数(「自然対数の底e」を用いた指数関数)で解明されるべきことになります。

そうした発想に基づいて展開する理論を、先ほどの書籍では「タカダ式操業度分析」または「タカダ式変動予算」と呼んでいます。

タカダ式操業度分析などによれば、〔図表11-6〕や〔図表11-7〕のCVP損益分岐点・第2損益分岐点・第3損益分岐点はそれぞれ「損益操業度点」「収益上限点」「予算操業度点」と名を改めます。

〔図表11-10〕の利益最大点は「最大操業度点」と名を改めます。

また、固定費という名称も、タカダ式操業度分析では「基準固定費」と名を改めます。

CVP損益分岐点・第2損益分岐点・第3損益分岐点・利益最大点はすべて、筆者自身が紹介しておきながら、実証不可能な観念的概念です。

それに対して、損益操業度点・収益上限点・予算操業度点・最大操業度点・基準固定費はすべて、高校レベルの数学で解き明かすことが可能であり、上場企業の有価証券報告書などを用いて具体的な金額を算出し、実証することも可能です。

第2版では、紙数の関係で「タカダ式操業度分析」を解説することができませんでした。 上記【資料2】の受賞論文を参照してください。