公認会計士高田直芳 会計物理学&会計雑学講座










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公認会計士高田直芳:日本基準のD/EレシオとIFRS基準のD/Eレシオ


日本基準のD/Eレシオと
IFRS基準のD/Eレシオ

[決定版]新・ほんとうにわかる経営分析
補足説明


次のブログでは、日本基準とIFRS基準とでは、ROEの計算構造が異なることを紹介しました。
【関連ブログ】
そうなると、厄介な問題がさらに続きます。
1つめの問題点は、日本基準のD/Eレシオと、IFRS基準のD/Eレシオとでは、その計算構造が異なるということ。
拙著『[決定版]新・ほんとうにわかる経営分析』57ページでは、D/Eレシオの計算構造を掲載しています。 その計算構造を見ると、D/Eレシオは、自己資本比率の影響を受けることがわかります。
2つめの問題点は、日本基準とIFRS基準(国際会計基準国際財務報告基準)とでは、自己資本の定義が異なること。 ですから、上記の【関連ブログ】でも紹介したように、日本基準のROEとIFRS基準のROEとは異なるのです。 当然のことながら、日本基準のD/Eレシオと、IFRS基準のD/Eレシオも、その計算構造が異なるものとなります。
こうした大混乱に拍車をかけているのが、「総資本」という定義。 これが3つめの問題点。 東洋経済新報社『会社四季報』や、日本経済新聞出版社『日経会社情報』では、「総資本」ではなく、「総資産」という概念を用いて、自己資本比率を定義しています。 日本基準における総資本と総資産は、その金額がまったく異なります。 どう異なるのかは、拙著『新・ほんとうにわかる経営分析』58ページで説明しています。 投資家の皆さん、企業業績を読み間違えないように。 てぇことになると、日本基準のD/Eレシオは、どうなることやら。 対応策はやはり、拙著『[決定版]新・ほんとうにわかる経営分析』58ページで説明しています。