公認会計士高田直芳 会計物理学&会計雑学講座










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公認会計士高田直芳:『直感を裏切る数学』神永正博~数学で粉飾決算を見破る方法~


『直感を裏切る数学』神永正博
四色問題』一松 信

~数学で粉飾決算を見破る方法~

従前ブログ「『探偵の探偵』松岡圭祐」では、学園ミステリーからハードボイルド&バイオレンスへと転戦する、と述べておきながら、上掲書2冊を利用して「空間充填曲線」というものに挑んでいます。
従前ブログ「『曲線の秘密』 松下泰雄」でも述べたように、自称「曲線愛好家」なものですから。
上掲書2冊のうち、先に読んだのは『四色問題』のほう。 当時、話題になったから、記憶している人もいると思います。 その四色問題を補うものとして、『直感を裏切る数学』を手に取りました。
一般的に、「雑学・趣味&読書・鑑賞」といったジャンルは、スルー through されることが多い。 でも、意外と重要な情報が隠されていることがあります。
直感を裏切る数学』で面白かったのは、「第1章 第5節 ベンフォードの法則」です。 会計監査に携わる人、税務調査に携わる人、金融機関で融資業務に携わる人、こういった人たちは「ベンフォードの法則」を学ぶといいよ。 ベンフォードの法則とは、決算書や財務諸表ではその先頭の値が「1」で始まるものが非常に多く、2、3、4と数値が上がるにつれて、決算書などで現われる頻度が少なくなる、というものです。 日経平均株価は、なぜ「1」から始まる1万円台で推移するのか。 円ドル相場は、なぜ「1」から始まる100円台で推移するのか。 そうした「なぜ」を問わないのが、ベンフォードの法則です。
ベンフォードの法則を応用すると粉飾決算を見抜ける、と経済学者のハル・ヴァリアンが主張しています。

ヴァリアンがこの説を唱えたのちに、ニグリニという会計学者も、実際にベンフォードの法則を使って粉飾決算が見抜けることを統計的に示しました。

おっと、久しぶりに登場していただくことになりました、ハル・ヴァリアン先生。 本ブログでは、次の関連ブログで取り上げています。
【関連ブログ】
また、次の受賞論文『会計学と原価計算の革新を目指して』末尾にある「関連法令及び参考資料 6」に、ハル・ヴァリアンの著作を引用しています。
いま、不正会計に手を染めている企業よ、ベンフォードの法則で足をすくわれないように。
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