公認会計士高田直芳 会計物理学&会計雑学講座

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公認会計士高田直芳:『山中伸弥先生に、人生とiPS細胞について聞いてみた』山中伸弥


山中伸弥先生に、人生とiPS細胞について聞いてみた』
山中伸弥

~会計の世界も「阿倍野の犬実験」に満ち溢れている~

2012年にノーベル生理学医学賞を受賞した山中伸弥教授が、大阪市立大学大学院の薬理学研究科に在籍していた頃の話が、傑作です。
山中教授が当時学んだ教訓の一つに、「阿倍野の犬実験をするな」というのがあります。 阿倍野(あべの)とは、大阪市立大学医学部の所在地名。

アメリカの研究者がアメリカの犬は頭を叩いたら「ワン」と吠えたという論文を発表すると、日本の研究者は、日本の犬も頭を叩いたら「ワン」と吠えたという「日本の犬実験」の論文を書く。

さらにひどい研究者は阿倍野区の犬を調べてやはり「ワン」と吠えたという「阿倍野の犬実験」の論文を書く。

そういう誰かの二番煎じ、三番煎じの研究はするなというのが、「阿倍野の犬実験はするな」という言葉の意味です。

  • 米国でバランスト・スコアカード( Balanced Scorecard , BSC )や SWOT分析が唱えられると、日本の専門書やビジネススクールは、 BSC や SWOT 一色に染め上がる。
  • 米国で活動基準原価計算(ABC/ABM)が唱えられると、日本のコンサルティングファームシステム開発会社は、ABC/ABM の売り込みに躍起となる。
  • 米国で ROE・EBITDA・WACC・EVA が重視されると、日本の上場企業やアナリストたちは、こぞって ROE などに群がる。
  • 米国では「損益分岐点分析は実務で使えない」とされているのに、日本の会計システムでいまだに珍重されているのは、犬実験(実証)さえも怠っている証拠。
日本の会計学や情報システムには、「阿倍野の犬実験」が満ち溢れていて、ワンワン、ワンワンと、やたらうるさい。
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