公認会計士高田直芳 会計物理学&会計雑学講座

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公認会計士高田直芳:『体育館の殺人』青崎有吾~第22回鮎川哲也賞受賞~


『体育館の殺人』青崎有吾
~第22回鮎川哲也賞受賞~

第22回鮎川哲也賞を受賞した「本格推理 + 学園ミステリー」。
真犯人に辿り着くまでの論理構成が、非常に素晴らしい。 1本の傘で、そこまで読み解けるものなのか。 最終章で暴かれる「動機づけ」も一級品。 「平成のエラリー・クイーン」という宣伝文句も肯(うなず)けます。
ただし、高校生を探偵役とするには、公務執行妨害も甚だしい。 そこは目をつぶって、楽しむべき小説です。
また、「学園ミステリー」とは呼べても、「青春ミステリー」とは呼べません。 従前ブログで紹介した『千年ジュリエット』『惑星カロン』のような「青春の甘酸っぱさ」はゼロ。
上掲書の表紙では、傘を持つ女子高校生(袴田妹)が描かれていますが、色香や色気は一切なし。 従前ブログで紹介した『マツリカ・マジョルカ』は、あれは濃すぎた。
起承転結に忠実な本格推理と割り切って楽しむべき1冊です。
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