公認会計士高田直芳 会計物理学&会計雑学講座

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公認会計士高田直芳:『水族館の殺人』青崎有吾


『水族館の殺人』
青崎有吾


従前ブログで紹介した『体育館の殺人』の続編。
前作よりも少しだけ「青春の風味」を盛り込んではいるものの、基本は「アリバイ崩し」に徹した本格推理。
長編小説でありながら、中だるみすることなく、読みやすい内容でした。
表紙で描かれている黄色のモップが、事件を解く鍵。 真犯人の動機については、なるほど、そうくるか。
ネフロフィリアの描写は、さらりと受け流す。 ストーリーの伏線となっている、阿部洋一のコミックス『血潜り林檎と金魚鉢男』については、ノーコメントとします。
こわいもの見たさとは、このことか。
水族館の殺人』の冒頭では、「主な登場人物」の品書きとして29人が紹介され、そのうちの11人が容疑者。 普通に読んでいたのでは、何が何だかわからなくなる。 反則技とは知りつつ、殺人事件が起きた時点で最終章に目を通し、真犯人を確認してから、「そこがトリックか!」と確認しながら読み進めました。
本格推理というと陰惨なものが多く、暗く重いイメージがあります。 青崎作品は、緻密な構成に「軽み」という風味が加えられていて、個人的には面白いと思う。 チキンカツサンドに関する駄じゃれは、なかなか良かった。 確か、ケンタッキーフライドチキンに、そんなメニューがあったっけ。 心臓の弱い人が三連勝する秘訣が、こんな食材にあったとは。
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