公認会計士高田直芳 会計物理学&会計雑学講座










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公認会計士高田直芳:個人の選択経済学の核『クルーグマンミクロ経済学』


個人の選択:経済学の核
クルーグマンミクロ経済学


今回は、従前ブログ『クルーグマンミクロ経済学 第2版』の続き。
この書籍は、とにかく分厚い。 読破しようというのは無謀に近い。 必要な箇所を拾い読みしています。 以下では、人名を書籍名として扱います。
クルーグマン』の「第1章 最初の原理 第1節 個人の選択:経済学の核」は、経済学としてはオーソドックスな説明。
次の4つの原理が紹介されています。
【資料1】

  1. 希少性

  2. 機会費用

  3. 限界分析

  4. インセンティブ
上記【資料1】2. 機会費用は、次の関連ブログで説明しました。
【資料2:関連ブログ】
上記【資料1】3. 限界分析は、次の関連ブログで説明しました。
【資料3:関連ブログ】
上記【資料3】のポイントは次の通り。
【資料4】

  1. 機会損失は、機会費用から導かれる概念であること。

  2. 損益分岐点ではなく、損得分岐点であること。

  3. 法定実効税率で損得を判断してはならないこと
上記【資料1】4. のインセンティブを無視すると、不適切会計へ突き進む可能性があることを、次の関連ブログで説明しました。
【資料5】
インセンティブを明確な喩えで表現したものとして、次のものがあります。
【資料6】マンキューミクロ経済学 5頁(グレゴリー・マンキュー)
    「無料の昼食(フリーランチ)といったものはどこにもない。」
    “ There ain't no such things as a free lunch .”
タダで協力してくれるのは、あなたの親だけ。 兄弟姉妹でさえも、インセンティブがなければ協力してくれません。 だから、遺産「争」続が起きるのです。
入門書としては、上記【資料6】で紹介した『マンキュー』のほうが読みやすい。
マンキュー ミクロ経済学
N.グレゴリー マンキュー
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上記『マンキュー』の日本語版は、現在、第3版。 この日本語版の原著(英語版)は、第6版。 原著(英語版)のほうは、2017年に、第7版が出版されているようです。 となると、『マンキュー』は、来年か再来年には第4版(日本語版)が出版されるのでしょう。 買うなら早めに。 それとも『マンキュー』第3版を買わずに、『クルーグマン』のほうを熟読するか。 こうしたトレードオフ関係が生ずるのは、財布の中にあるカネに、希少性があるからです。 それが【資料1】の 1. 。
クルーグマン』18頁では、スーパーマーケットに長い行列ができる仕組みが述べられています。 ところで、銀行のATMでは、来店客は1列に並ぶ仕組みになっています。 それに対し、スーパーマーケットのレジでは、買い物客は1列に並ばず、買い物客自身がレジを選ぶ仕組みになっています。 隣のレジが早く進むのを見ていると、腹立たしくなる。 それにもかかわらず、スーパーマーケットは、買い物客が1列に並ぶ仕組みなっていない。 銀行とスーパーマーケットで、なぜ、並びかたが異なるのか。 『クルーグマン』では、その理由までは述べられていません。 疑問を解消したいのであれば、自力で調べること、現場へ赴き汗をかくこと、自ら実証してみせること。 タダでは誰も教えてくれません。
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