公認会計士高田直芳 会計物理学&会計雑学講座

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公認会計士高田直芳:自由貿易と比較優位~日本経済新聞『大機小機』から


自由貿易と比較優位
日本経済新聞『大機小機』から


日本経済新聞で次の記事がありました。
【資料1】日本経済新聞『大機小機』2017年3月25日

米国の大学が使う経済学のあるテキストに、次のような記述がある。

「政策問題に関し、エコノミストの間では常に異なった見解が存在する。しかし最も幅広い合意があるのは、自由貿易が経済全体に大きな利益をもたらす点だ」

上記のテキストは、英語でしか読めないわけではありません。 次の書籍59ページでは、その下にある【資料2】の文章が掲載されています。
【資料2】クルーグマンミクロ経済学』59ページ

「世界中の経済学者が埋葬され端から端まで縦一列に横たえられたとしても、同じ結論に到達することはできないだろう」。

これは経済学者が好きなジョークの1つだが、そこまで彼らの意見は合わないのだろうか。

上記【資料2】の文章の前後で、90%以上の経済学者が、ある政策問題を支持する説明が展開されています。
次の書籍の273ページでは、アンケート調査の結果、ある政策問題は「望ましくない」と答えた比率が、50%に達することが紹介されています。 それに対して、経済学者のほとんどは、その政策問題を「支持する」と、同じページで紹介されています。
マンキュー ミクロ経済学
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米国の、ある大学にまで出かけていって、「縦一列に埋葬」されなくても、この日本でも同様の理論が学べる。 「米国の経済学者は、かくかく、しかじかと述べている」とメディアが紹介すれば、新聞も本も読まない日本人はみな、「ははぁ~、仰せのままに」と横一列で平伏するのだろうな。 上記【資料1】の記事は、それを暗示しているかのよう。 縦一列と横一列が、日米の違いといったところ。
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